EDGECORTIX PRESS RELEASE
EdgeCortix、米空軍との実証を通じてエッジAIプラットフォームの実運用準備性を実証 ― 米国国防イノベーションユニット(DIU)より「Success Memorandum(実証成功確認書)」を受領
AIベンチマーク性能検証、耐放射線性能検証、飛行実証を通じて、次世代防衛・航空宇宙分野における実用性を実証
2026年6月30日 神奈川県川崎市 ー エネルギー効率に優れたエッジ向けの人工知能(AI)処理に特化したファブレス半導体のリーディングカンパニーであるEdgeCortix®株式会社 (本社:神奈川県川崎市、創業者兼CEO:サキャシンガ・ダスグプタ、以下「EdgeCortix」読み方:エッジコーティックス) は、このたび、米国空軍と共同で、先進的なマルチドメイン実戦環境 ネットワークとAI搭載ミッションシステムを想定した演習において、エッジAIプラットフォームの実証を完了したことを発表しました。また、プロトタイププロジェクトにおいて設定された全ての検証項目が実施され、技術的妥当性が認められたことを示すSuccess Memorandum(実証成功確認書 )を米国防イノベーションユニット(DIU)より受領しました。
今回の実証では、EdgeCortixのAIアクセラレータ「SAKURA-II」プラットフォームが、航空機を含む実運用環境において、高性能かつ低消費電力のAI推論性能を実証し、商用AIアプリケーションに加えて防衛分野のカスタムAIアプリケーションにも対応可能であることが実証されました。
米空軍予備役空軍試験センター(Air National Guard Air Force Reserve Command Test Center:AATC)のKC-135 運用試験(Operational Test) ディレクターであるSpencer Liedl中佐は、次のように述べています。
「米空軍とEdgeCortixは共同でSAKURA-IIの実運用を想定したミッションシステムに統合し、大規模な航空演習において、実際の運用シナリオを想定した飛行中に、AI推論が戦術的に有用であることを実証しました。」
さらに、DIUプロジェクトの一環として、EdgeCortixは以下の検証と試験を実施しました。
- AIベンチマークおよび性能検証
カーネギーメロン大学ソフトウェアエンジニアリング研究所(CMU Software Engineering Institute:CMU SEI)の独立した検証支援のもと、AI性能評価を実施しました。 - SAKURA-II AIアクセラレータプラットフォームの宇宙・月探査向け耐放射線試験
NASAによる重イオン照射試験において、致命的な障害や重要な異常はが発生せず、一時的影響も極めて限定的であることを確認しました。これにより、低軌道(LEO)からシスルナ空間に至る宇宙環境および防衛用途において、高い耐放射線性能を有することが実証されました。 - 統合および飛行試験
統合軍・同盟軍間での強靭なマルチドメイン実戦環境ネットワークを構築することを目的とした「Advanced Intelligent Gateway System」プロトタイプを用いて飛行試験を実施しました。
本プロトタイプシステムは、厳しい環境条件および実運用条件下においても、戦術エッジで高度なAIワークロードを効率的に実行できることを実証しました。また、今回の耐放射線評価は、EdgeCortixがこれまでNASAと共同で実施してきた軌道・月探査環境におけるSAKURA-IIの耐環境性評価の成果をさらに発展させるものとなりました。
EdgeCortixの創業者兼CEOであるサキャシンガ・ダスグプタ博士は、次のように述べています。
「今回の成果は、SAKURA-IIプラットフォームが航空宇宙・防衛分野の厳しい要求に対応できることを示す重要なマイルストーンです。AIベンチマークおよび性能検証、耐放射線試験、航空機への統合、飛行実証を通じて、省電力エッジAIプラットフォームが、次世代の防衛・宇宙システムにおける信頼性の高い自律運用と堅牢なAI推論の実現に重要な役割を果たすことを示しました。」
今回受領したDIUの実証成功確認書は、EdgeCortixが開発した商用エッジAI技術が、防衛分野における実運用を想定した環境において、その有効性が認められたことを証明するものです。また、今後の実運用への移行や量産化、さらには次世代の航空宇宙・防衛システムへの展開に向けた基盤となる成果として位置付けられています。さらに、今回の飛行試験により、EdgeCortixのプラットフォームの航空機搭載に関する技術成熟度(Technology Readiness Level:TRL)も向上しました。
お問い合わせ:EdgeCortix広報代理 FGSグローバル
EdgeCortix-TYO@fgsglobal.com 鍋田(070 7467 8016)、多田(070 3857 8698)
EdgeCortix株式会社について
EdgeCortixは、コネクテッド・インテリジェント・エッジ向けの半導体ソリューションのイノベーションを推進する企業です。2019年に設立され、東京に本社を置き、米国およびインドにオフィスを展開しています。エッジでの生成AIワークロード向けに特化した、シリコンベースのエネルギー効率の高いAIプロセッサを開発しています。
同社の特許取得済みハードウェア・ソフトウェア協調設計手法により、高効率かつランタイムで再構成可能なAIアクセラレータを実現し、防衛、航空宇宙、宇宙、スマートシティ、インダストリー4.0、ロボティクス、通信分野のエッジ推論において、業界をリードするワットあたり性能を提供しています。
詳細については、https://www.edgecortix.com/ja/ をご覧ください。