エッジにおけるAI推論アクセラレーションの限界を突破
高いTOPS、低レイテンシ、優れた面積・電力効率、スケーラビリティなど、EdgeCortixはAI推論アクセラレーションに必要な全てを実現します。
ソフトウェアファーストのアプローチをエッジAI推論へ
CPUやGPUなどの汎用プロセッシングコアは、ほとんどのアプリケーションで開発者に柔 軟性をもたらします。しかし、これらの汎用コアは、ディープニューラルネットワークに見 られるワークロードとうまくマッチングしません。そこでEdgeCortixは、エッジAI処理をゼ ロから再定義するというミッションのもとスタートしました。
フルスタックのAI推論ソフトウェア開発環境、ランタイム再構成可能なエッジAI推論IP、ボードやシステム用のエッジAIチップを含むEdgeCortixテクノロジーにより、設計者はクラウドレベルのAIパフォーマンスをエッジに展開できます。下記のアプリケーションや他のアプリケーションに対して何ができるかをお考えください
より優れたエッジAIハードウェア・IP・ソフトウェア技術が必要とされる時代が到来
EdgeCortix MERA:モデリングとコプロセッサコア管理のためのソフトウェアフレームワーク
フルスタックのAI推論アプリケーションの場合、MERAコンパイラとソフトウェアフレームワークは、AIモデルをエッジAIコプロセッサとホストCPUのコードに変換します。
- PyTorch、TensorFlow、TensorFlow Lite、および ONNX のネイティブサポート
- ユーザー定義およびコミュニティAI推論モデルのINT8量子化
- 事前トレーニング済みのセグメンテーション、検出、点群、その他のアプリケーション
Dynamic Neural Accelerator IP: AI向けのランタイムで再構成可能なニューラルネットワークIP
Dynamic Neural Accelerator IPは、モジュール式で完全にランタイムで再構成可能なAI推論プロセッシングコアです。
- 従来のGPUベースのハードウェアに対して、推論/秒/Wが16倍
- 3種類の演算ユニットで1024~32768 MACのスケーリングが可能
- ダイナミックなグループ化により、80%以上の利用率でワークロードを処理
EdgeCortix SAKURA-I: ボードやシステムに搭載可能な高速かつ効率的なAI推論アクセラレーション用のASIC
SAKURA-I Edge AIコプロセッサは、ホストシステムに簡単に接続できる高性能なAI推論エンジンの先進的な設計を取り入れています。
- TSMC 12nm FinFETプロセスで設計、40 TOPS @ 800 MHz、TDP 10W
- 防衛・産業用途に必要な長寿命化を実現
- PCIe Gen 3 interfaceは、最大5台まで接続して200TOPSを実現可能
SAKURA-I
PCIe ロー プロファイル開発カード
EdgeCortix SAKURA-Iは、PCIe の形状の開発用カードが提供され、ソフトウェア開発やAIモデル評価タスクのためにホストにドロップすることができます。
「エッジでの情報処理における大きな変化を考慮すると、企業は今、データキュレーションとAIによる意思決定が一緒に行えるクラウドレベルに近いパフォーマンスを求めています。このような背景から、省電力でコストパフォーマンスの高いインテリジェントなソリューションを必要とするさまざまな分野の実用的なビジネスニーズが高まり、EdgeCortixのソリューションセットの市場機会はますます広がっています。データとデバイスの両方が世界的に急激に増加していることを考えると、既存のソリューションよりも桁外れに優れたエネルギー効率と低い総所有コストでパフォーマンスを実現できる業界をリードするIPポートフォリオを持ち、エッジAI市場に革新を起こしているEdgeCortixを今後サポートしていきたいと思います。」
ソフトバンクの先端技術研究所 所長である湧川隆次氏は、次のように述べています。「ネットワークインフラの性能向上と省電力化は、将来にかけて大きな課題です。EdgeCortixは、これらの課題を同時に解決するために必要なIPと技術に関する専門知識の両方を提供するパートナーとして期待しています。私たちは、今後も質が高いネットワークを提供するため、EdgeCortixと協力して、さらなる性能向上と省電力を実現する最適なアクセラレーターの研究を進めていきます」
「EdgeCortixは、市場において実にユニークなポジションにあります。主要な産業分野でAIアクセラレーションを活用した大規模なビジネスニーズに対応していることに加え、市場参入のためのソリューションをどのように開発するかというそのビジネス戦略が、大きな差別化要因となっています。半導体企業は少し近視眼的傾向があり、ほとんどの企業は、いかに素晴らしいソフトウエアのコードを提供するか、または、半導体のハード設計に注力しているかのどちらかです。しかし、EdgeCortixの特徴は、ソフトウェアとハードウェアIPの協調設計を行い、顧客のニーズに応じたソリューションを提供するというアプローチにあります。ソフトウェア中心のハードウェア・エコシステムで提供するこのアプローチこそが、同社の成長のキーであり、AIアクセラレーションの分野では他に類を見ない企業です。」
シリコンバレー・ジャパン・プラットフォーム エグゼクティブ・コミッティ・メンバー
「業界全体において、AI/機械学習のワークロードがかつてないほど増加する中、業界を牽引するIPプロバイダであるEdgeCortixと共に提供するソリューションは、当社のIntel Agilex FPGAベースの製品ポートフォリオを完全なものにします。当社の顧客は、現在だけでなく、将来の様々なビジネスニーズにおいて、リスクやコストを下げながら、パフォーマンスを向上させることができるという高い水準のAI推論ソリューションを求めていました。」
「多くのお客様がAI技術を含むアプリケーションソフトウェアを実装することが予想される ため、RZ/V MPUシリーズにMERAコンパイラと関連ツールセットを追加することに価値が あることをすぐに認識しました。お客様のニーズを満たすためにイノベーションを推進する 当社では、EdgeCortixと協力し、堅牢で高性能かつ柔軟なAI推論ソリューションを迅速にお 客様に提供します。EdgeCortixは素晴らしいパートナーであり、継続的な関係を築くこと で、我々とエンドユーザーに大きな価値をもたらすであろう今後の機会と可能性に期待して います。」