EDGECORTIX PRESS RELEASE

EdgeCortix、エッジAI需要拡大の中、シリーズB資金調達を超過申し込みで完了 ー 総調達額は1億1,000万米ドル超に

SAKURA-IIプラットフォームのグローバル展開を拡大し、効率的なAI推論アプリケーション向け「SAKURA-X」チップレットの導入を加速

2025年11月6日、エネルギー効率に優れたエッジ向け人工知能(AI)処理を先導するファブレス半導体企業であるEdgeCortix (本社:東京都中央区、創業者兼CEO:サキャシンガ・ダスグプタ、読み方:エッジコーティックス) は、シリーズB資金調達ラウンドの第2クローズを発表しました。本ラウンドは超過申し込みとなり、当社の累計調達額は1億1,000万米ドル超を達成しましたことをお知らせいたします。

今回のシリーズBは30%超の超過申し込みでクローズし、EdgeCortixの省電力AI処理技術、実行力、そして市場での牽引力に対するグローバル投資家の強い信頼を証明しました。新規投資家としてTDK Ventures、CDIB Cross Border Innovation Fund II LP (CCBI)、Jane Street Global Tradingが参加し、初回クローズで参加したヤンマーベンチャーズ株式会社、Pacific Bays Capital、NTTファイナンス株式会社、SiC Power、Aero X Venturesに加わりました。既存投資家であるSBIインベストメント株式会社やGlobal Hands-On VC(GHOVC)からの継続的な支援も受けています。またPacific Bays Capitalからは今回のシリーズB第2クローズにおいて、追加投資をいただきました。

投資家からの関心が継続していることを踏まえ、当社は年内に追加の資金調達を検討しています。
株式による資金調達と並行して、株式会社みずほ銀行より15億円(約1,000万米ドル)の当座貸越枠を設定し、EdgeCortixの財務基盤を一層強化するとともに、同銀行との長期的な銀行取引関係を深化させました。シリーズBの調達資金と本信用枠を合わせることで、ハードウェアおよびソフトウェアプラットフォームの研究開発の加速、グローバル市場への展開拡大、そして量産体制の強化を推進していく予定です。

さらに当社は2025年初頭、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)より、次世代の低消費電力AI推論・学習チップレット・プラットフォーム開発に向けた30億円(約2,000万米ドル)規模の政府支援プロジェクトを受託しました。これにより、持続可能な半導体イノベーション分野におけるEdgeCortixのリーダーシップが改めて裏付けられました。

EdgeCortix創業者 兼 CEO のサキャシンガ・ダスグプタ博士は次のように述べています。
「シリーズBに対する既存および新規投資家の力強い支持は、エネルギー効率に優れたAI処理におけるグローバル・リーダーとしての当社に対する評価の高まりを示しています。政府支援やその他の資金調達を活用し、当社は、SAKURA-II AIアクセラレータの生産・販売を一段と加速させるとともに、次世代チップレット「SAKURA-X」の市場投入時期を前倒しし、ロボティクス、通信、航空宇宙、宇宙、防衛、スマートインフラ、産業オートメーションなどの分野に向けて、高性能かつ低消費電力のAI推論を世界規模で実現していきます。」

TDK Ventures Investment Director の Ankur Saxena 氏は次のように述べています。
「現在のエッジAI市場では、性能と省エネルギー性が同等に求められています。EdgeCortixは、ハードウェアとソフトウェアの協調設計というシステム思考を核に、スケーラブルで低消費電力なAI推論を実現することで際立っています。エッジAIの“OS”とも言えるソフトウェア・ファーストのアーキテクチャは、再構成可能なシリコンとインテリジェントコンパイラを組み合わせ、効率を最大化しています。これはTDKが掲げるエッジにおけるインテリジェントで省エネルギーな技術というビジョンと一致しています。ロボティクスやスマートインフラなど多様な産業でのグローバル展開に向け、TDK VenturesはEdgeCortixを支援できることを誇りに思います。」

お問い合わせ:EdgeCortix広報代理 FGSグローバル
EdgeCortix-TYO@fgsglobal.com 鍋田(070 7467 8016)、多田(070 3857 8698)

EdgeCortix株式会社について

EdgeCortixは、コネクテッド・インテリジェント・エッジ向けの半導体ソリューションにおけるイノベーションを推進しています。2019年に設立された同社は、東京に研究開発拠点を置き、米国・インドにも拠点を展開。エッジでの生成AIワークロードに特化した、シリコンベースの省電力AIプロセッサを専門としています。EdgeCortixの特許取得済みの「ハードウェアとソフトウェアの協調探索」により、高効率なランタイムで再構成可能なアクセラレータの実現が可能となり、防衛、航空宇宙、スマートシティ、インダストリー4.0、ロボティクス、通信などのエッジ推論分野において、業界トップクラスの電力効率を提供しています。

EdgeCortixの詳細は当社のウェブサイトをご確認ください。
https://www.edgecortix.com/ja/